すかがわ市M78光の町 – 福島県須賀川市×M78星雲光の国

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(2024年3月19日時点)

姉妹都市提携2周年記念
 独占インタビュー

須賀川市
 橋本克也市長
(株)円谷プロダクション
 大岡新一社長

※インタビュー当時

牡丹の花
姉妹都市提携記念牡丹
平成25年5月5日に、円谷英二監督の故郷「須賀川市」と、ウルトラマンの故郷「M78星雲 光の国」が姉妹都市提携を結んでから2年が経過しました。
提携2周年記念と致しまして、おふたりにお話をお聞きしました。

質問内容

・はじめて須賀川市と「M78星雲 光の国」との姉妹都市提携について説明をお聞きになった時の感想を聞かせてください。
・須賀川市外で姉妹都市提携への反響を実感することはございますか。また皆さんからの意見として、どのような声が多いとお考えですか。
・今後、実施したいと考える新しい企画等について教えてください。
・今後、姉妹都市提携事業はどのように発展させるべきとお考えですか。
・須賀川市民や仮想都市「すかがわ市M78光の町」の住民にメッセージをお願いします。

須賀川 橋本克也市長

hashimoto01今回の姉妹都市提携は、私にとって大きな喜びであり、また、長年に渡るたくさんの方々の夢が、ようやく実現したと感じています。
東日本大震災の際、円谷プロダクションの大岡社長が、本市を訪問していただいたことをきっかに、「サークルシュワッち」の活動、円谷プロダクション社員皆様の思いが、ここに実を結んだものと感謝しております。個人的にではありますが、平成25年5月5日、ウルトラの父との提携式は、大変興奮しました(笑)。

ウルトラマンは、世界的キャラクターであり、世代を超えたヒーローです。今回、市としては、ウルトラマンの力をお借りすることで、たくさんの方々が、本市に対し、今まで以上に大きな関心や親しみを抱いていただけると感じています。
そして、この姉妹都市提携は、世界で唯一、地球以外の星と結ばれたもの。円谷英二監督のふるさとだからこそであり、他の自治体がやりたいと思ってもできないことです。

今後の取り組みとして、まず、一番大事なことは、こどもこそが未来なんだと。須賀川市の総合計画の中でも、皆さんが、住んでよかった、住み続けたいまちにしたいと考えているので、多くの方々が、提携事業を通じて、今まで以上に本市の魅力を発信していただきたい。もちろん、特産品の魅力にもつなげていきたいですね。
(仮称)円谷英二ミュージアムも設置予定ですので、それらを通じて、英二監督の偉業を後世に伝えるとともに、本市に高い関心をもっている方、また、魅力を感じている方々には、ぜひ本市へお越しいただき、交流人口の増加に繋がればと期待しています。
今まで、須賀川といえば牡丹園、釈迦堂川花火大会に松明あかしでしたが、この姉妹都市提携事業も加わりました。私の将来の希望としては、「須賀川といえばウルトラマン」ではなく、「ウルトラマンといえば須賀川」と言っていただけるようなまちづくりをしたいと考えています。

hashimoto02また、偉大な先人の残した「特殊撮影技術」、それを日本の文化として守り伝えていくことは、特撮の神様と称される円谷英二監督を輩出した、ここ須賀川市の使命だと思っています。
現在、映画やアニメなどの分野で活躍されているたくさんの方々が、英二監督から大きな影響を受けています。その方々との交流もぜひ行っていきたい。特撮といえば須賀川だという状況を皆さんの協力を得て進めていきたい。

偉大な先人である円谷英二監督が、ウルトラマンを通じて伝えたかったこと。それは、誰かのために何かを尽くせることの大事さだと思っています。私は、この提携事業を通じて、その心を子供たちに伝えたい。そして、ここ須賀川が、そんな「ウルトラマン」な人でいっぱいになって欲しい。そんな考えを市民の皆さんと共有できればいいなと。
東日本大震災で大変な混乱の中、多くの市民の方々が、自らも被災しているにもかかわらず、他の人のために頑張る姿に感動しました。私は、これから先も、この須賀川がそういうまちであり続けることを強く願っています。

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(株)円谷プロダクション 大岡新一社長 ※インタビュー当時

oooka01平成25年5月5日に結ばれた須賀川市と「M78星雲光の国」との姉妹都市提携は、須賀川市の皆様のウルトラへの熱い思い、これまでのイベントでの取組みなどが、ウルトラ戦士たちの故郷、光の国にようやく届いたんだなと、大変嬉しく思いました。
「サークルシュワッち」さんをはじめ、地元の関係者の皆さんの長年にわたる熱い思いが少しずつ周りを巻き込んでいき、その活動が最終的には大きな波に成長した結果だと思います。まさに、「継続は力なり」という格言を体現されたことに、心から敬意を評します。

私は姉妹都市提携の立会人代表として記念式典に臨みましたが、本当に多くの方々に集まっていただき、この取組みが市民の皆さんに受け入れられていくと強く感じました。
須賀川駅に着くと、姉妹都市提携の大きな看板がまず目に入ってきます。駅前の提携記念のモニュメント像をはじめ、今年の3月には松明通りにウルトラマンやウルトラセブンなどのモニュメントも建ち、市外、県外からも多くの方が訪れるようになったとのお声を頂戴しています。
2015年4月には、20年以上前から行われている、今では全国で唯一、ウルトラ戦士たち全員が集まるライブイベント「ウルトラファミリー大集合in須賀川2015」を開催し、実に多くの方にご声援を頂き、会場も毎回満席になるほどの盛況でした。これは、姉妹都市提携あってこそです。

提携を結んでから早2年、オリジナルのナンバープレートや住民票の発行など様々な企画を実施してきましたが、今後の展開としまして「須賀川市内スタンプラリー」のような企画を是非、実現したいなと思います。
普段、皆さんが足を運ばないようなところでも、スタンプ地点になっていれば多くの方に訪れてもらえます。そこで、参加者が新しい発見をしたり、ご一緒に参加している方同士での良い思い出作りになれば、スタンプラリー以外でも二度、三度と訪れてもらえる機会があると思います。
そのような地元に密着した企画が、その地域の活性化につながるのではないでしょうか。

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市民の方はほとんどの方がご存知だと思いますが、須賀川市は、円谷プロダクションの創業者で「特撮の神様」と呼ばれた円谷英二の故郷です。
しかし、このことはまだ全国的にはそれほど浸透してはいないと思います。
今後は、姉妹都市提携事業の規模をさらに広げていき、これらの活動を世に広く知らしめていきたいと考えています。
そのことが、中長期的に須賀川市の発展に繋がると信じています。

須賀川市民の皆さんにはいつも本当にウルトラマンたちを応援してもらい、会社を代表してお礼を申し上げます。子どもたちが大人になっても胸を張って「私のヒーローはウルトラマンだよ」と言ってもらえるように、今後も様々な展開を行っていきたいと思います。保護者の方には、お子さんに「須賀川市では、いつもウルトラマンたちがパトロールして見守ってくれているんだよ」とお伝え下さい。
また、WEB上の仮想都市である「すかがわ市M78光の町」の住民の方は、この姉妹都市提携を応援してくださる「サポーター」だと思っています。そのご期待に応えられますよう、我々円谷プロ一同は須賀川市と連携しながら「楽しく、ためになるサイト」を目指しています。
これからもウルトラヒーローたちは須賀川市に声援を送り続けていきます。最後に、須賀川市の益々のご発展を祈念致します。

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